分かれてつながる/離れてあつまる/ふたたび

「HOUSE VISION 2/2016東京展」は無事閉幕しました。最終日は5000人を超える記録的な入場で、会期を経るごとに入場者数がうなぎのぼりに拡大していく入場傾向と、若い人々がひしめく熱気に、主催者側も大きな高揚感を得ることができました。当初より海外メディアの取材が多く、結果として海外からの来場比率が非常に高かったことも今回の特徴でした。
展覧会テーマ「Co-dividual 分かれてつながる 離れてあつまる」は、これ以上ないほどに分断されてしまったコミュニティや家族、人口減少が進む地域、少子高齢化が進む社会、さらには細分化されてしまったテクノロジーなどの現代の課題を、いかに新たな環境の中で再統合していくかという視点を提供するものでした。
会場で毎日催された50回を超えるトークセッションにおいては、社会学者、哲学者、ビットマネーの発案者、建築家、デザイナー、自治体職員、教育者、企業経営者、エンジニア、農水省や国交省、農業事業者、旅館経営者などなど、多様な専門性や視点を交えて、上記の問題を多角的に討論しました。「家」は、まさに社会や世界、そして未来の諸問題を共通に討議していくプラットホームとして機能していたと実感しています。
展示ハウスは撤去され、会場は跡形もなくコンクリートの地面に戻りますが、「吉野杉の家」、「棚田オフィス」「ウッドデッキ」や「木組み」などは、展覧会後も日本各地に運ばれ、あるものは再現され、あるものは資材として形を変えて再利用されていきます。
ここで生まれた発想も、多くの人々の頭や心に胚胎し、育っていくものと期待いたします。私たちも、この活動の火を絶やさず、さらに地道に、活動を続けていきたいと考えています。今後ともHOUSE VISIONの活動に、変わらずご注目ください。
多くのご来場に、あらためて御礼を申し上げます。ありがとうございました。

HOUSE VISION 2/2016東京展
 ディレクター 原研哉

ロードマップ

2017
    • 9月 展覧会 北京・上海・深圳
    • 6月 告知 ヴェネツィアビエンナーレ
    2016
    • 8月 展覧会 東京
    • 3月 日本語版
      書籍出版
      2015
      • 1月9-11日 シンポ
        ジウム 東京
      • 9月 フォーラム Beijing Design Week出展
      • 6月 展示 ミラノエクスポ出展
      • 1月 説明会 中国建築家への合同説明会
        2014
        • 12月24日 シンポジウム準備のための全体ミーティング6
        • 12月2日 「家具と建築の間」
        • 12月2日 シンポジウム準備のための全体ミーティング5
        • 11月4日 「未来洞察」 「コミュニティと建築」
        • 10月21日 シンポジウム準備のための全体ミーティング4
        • 10月14日 シンポジウム準備のための全体ミーティング3
        • 9月30日 シンポジウム準備のための全体ミーティング2
        • 9月16日 シンポジウム準備のための全体ミーティング1
        • 8月26日 「システムデザインシンキングについて」
        • 8月6日 「ベトナムハノイモデル」
        • 7月29日 「研究会参加企業の事業紹介」
        • 7月1日 「セルフビルド 2」
        • 6月27日 「世界価値観調査と未来洞察」 ワークショップ
        • 6月24日 「セルフビルド 1」
        • 6月10日 「世界価値観調査と未来洞察」 ワークショップ
        • 5月27日 「HOUSE VISION 未来シナリオについて」
        • 5月13日 「未来生活研究所について」
        • 4月22日 「MUJI × UR団地について」
        • 4月8日 「中国建築家 vs 日本の建築家」
          パネルディスカッション
        • 4月1日 「インドネシア」
        • 3月25日 「郊外住宅の可能性について」
        • 3月4日 「女性の視点から考える居住空間」
        • 2月14日 「都市計画の可能性について
        • 2月4日 「サイボーグの時代 –現実がSFを超えるとき–」
        • 1月28日 「アジアの都市モデルを考える、
          日本の都市モデルを考える」
        • 12月 事務局設立
          北京デザイナーズウィークとの連帯開始
        • 研究会
          3ヶ月に1回程度で開催
        2013
        • 12月24日 WORKING 「農村と都市」
        • 12月17日 WORKING 「エネルギーと建築」
        • 12月10日 「テクノロジー」
        • 12月3日 UR団地訪問
        • 11月26日 WORKING 「高齢化」
        • 11月19日 「シェア」
        • 11月12日 WORKINGにむけて
        • 10月15日 「スケルトンインフィル」
        • 9月17日 WORKINGについて説明会
        • 8月6日 「サスティナブル」
        • 7月16日 「モビリティ」
        • 6月26日 「地域医療とテクノロジー」
        • 5月13日 「アジアの未来と日本の未来を
          どう重ねることができるか」
        • 3月 展覧会 東京
        • 10月 シンポ
          ジウム
        2012
        • 5月 日本語版
          書籍出版
        • 3月2日 シンポ
          ジウム
          北京大学
        • 1月8-10日 Web調査
        • 1月8-10日 北京 有識者ヒアリング
        2011
        • 10月 シンポ
          ジウム 東京
        • 9月6日 特別研究会 「震災後の日本について」
        • 8月23日 「都市の景観について」
        • 7月26日 「参加企業からのプレゼンテーション」
        • 6月23日 「間取りとは何であるか」
        • 6月2日 「環境建築デザインと都市の未来」
        • 5月24日 「新しい常識とコミュニティ」
        • 4月26日 「世界から見た東京」
        • 4月8日 緊急特別研究会 「日本復興のためにできること」
        • 3月28日 「リノベーションを考える」
        • 3月7日 「東京という都市の未来について」
        • 12月22日 北京研究会
        • 12月 研究会発足
        • 11月26-29日 上海 調査・有識者ヒアリング
        • 10月22日 武漢住宅フォーラム
        • 9月24-27日 上海 調査・有識者ヒアリング