2016.7.21

INTERVIEW──柴田 文江 |[冷蔵庫が外から開く家]ヤマトホールディングス

冷蔵庫が外から開くような家ができたらどうでしょう。この着想は2015年のHOUSE VISIONシンポジウムにおける鈴木健氏の発言に由来するものですが、冷静に考えると、それが実現できるほどに日本の物流のシステムは準備ができているのです。荷物の配達と受け取りは人が行い、拠点間の物流は徹底したハイテク管理で高速化していく。また、こうしたサービスを安心安全に実現するセキュリティの仕組みも、センシングやデータ解析の技術がサポートしはじめています。日本の家々の徒歩5分から10分の圏内に人を配し、物流の未来に準備ができているヤマトホールディングスと、ハイテクノロジーと人を優しいデザインでつなぐプロダクトデザイナー、柴田文江とのコラボレーションにより、新たなサービスを手の届く距離で感じていただきます。

 

柴田 文江 プロダクトデザイナー

エレクトロニクス商品から日用雑貨、医療機器、ホテルのトータルディレクションまで、インダストリアルデザインを軸に幅広い領域で活動をしている。代表的な作品に、無印良品「体にフィットするソファ」、オムロン「けんおんくん」、カブセルホテル「 9 h (ナインアワーズ)」、JR東日本ウォータービジネス「次世代自販機」、庖丁「庖丁工房タダフサ」、木のおもちゃ「buchi」などがある。